新証券投資論 実務編
第1章 債券投資分析
固定利付債 債券からのキャッシュフローがあらかじめ確定されている債券。元本を額面、定期的な利息を元本を額面で割ったものをクーポンレート。
割引債又はゼロクーポン債 クーポンレートがゼロの固定利付債
最終利回り 市場で取引されている価格から、その債券を満期まで保有した場合の利回り。内部収益率と同じか?
債券価格と最終利回り
最終利回り<クーポンレート 債券価格>額面価格 オーバーパー債券
最終利回り=クーポンレート 債券価格=額面価格 パー債券
最終利回り>クーポンレート 債券価格<額面価格
言葉の意味がわかれば当たり前。
利回り
複利ベースの最終利回りは受け取りクーポンの再投資利回りが最終利回りと一致する場合の満期までの1年あたりの複利利回り
直接利回り= C/P
Cクーポン収入 P 債券価格 債券価格
パー債券は直接利回りと最終利回り一致
アンダーパー債券、最終利回り>クーポンレート 債券価格<額面価格 キャピタルゲインが発生
→あくまで債券保有者、すなわち債権者の立場でキャピタルゲインが発生
単利最終利回り 直接利回りにキャピタルゲインを簡易的に加味 = (C+(F-P)/T)/P Fは額面
わからん アンダーパー債券→最終利回り>クーポンレート→単利最終利回り>複利最終利回り>直接利回り>クーポン利回り
実効利回り 定義を複利ベースの最終利回りと比較して理解
クーポンを最終利回りと同じ利率で再投資できると限らない。実効利回りは、クーポンの再投資に関し、投資家が予想した利回りを用いる。
C(1+re)^ T-1+C(1+re)^ T-2+…C(1+re)+C+F=(1+r)^ T×P
最終利回りより低い再投資利回りでしか再投資できない場合、実効利回りは最終利回りより低い。実際は長期金利より短期金利の方が低いことが多く、クーポンの再投資期間は債券の満期より短期→最終利回りより低い再投資機会を予想した実効利回りのほうが現実的。→なるほど。
保有期間利回り
購入から売却までの利回り。最終利回りの途中で売却版。P 取引価格=購入価格、Pm額面=売却価格
当たり前だけど、額面で売却したらクーポンレート
P= C/(1+r)+C/(1+r)^2+…(C + Pm)/(1+r)^m
r= (C+ Pm)/ Pといようにクーポンは決まってるから保有期間利回りは債券価格変動に応じる。
だから、債券価格はどんなリスクや債券価格が利回りに応じてどのように変化するか検討
代表的なリスク
①金利変動リスク
②再投資リスク
③期限前償還リスク
④信用リスク(デフォルトリスク)
⑤流動性リスク